貴乃花「花田ファミリー和解」強調に漂うビジネス臭 兄・虎上、母・紀子の本音やいかに
「特に進展はない」
手記には、紀子が不倫相手とされる男を部屋に上げて、平然とチャンコを振る舞っていたという件(くだり)がある。土俵が相撲の魂ならば、チャンコは相撲の鑑であり、守るべきものを汚された思いだったのだろう。
貴乃花に近い角界関係者はこう明かす。
「絵本作家への想いは本気で、ただ、テーマが家族愛となると家族との『不仲イメージ』が足かせになるから、和解を打ち出し始めたんです。今後、日テレと組み、『ファミリー和解』特番の展開が噂されています」
ある後援者が続けて、
「“(相撲)協会を辞めて景子とも別れたし、これからは家族を大切にしたいです”と話していました。2人の娘はそれこそ眼の中に入れても痛くない可愛がりようですが、景子さんと息子の優一は別ということです」
もっとも、
「貴乃花との和解に紀子さんはノリノリのようですが、虎上さんは消極的。『弟のビジネス』に使われることをよく思っていないのでしょう。少なくとも日テレの番組放送時点で、紀子さんの耳に和解話は入っていませんでした」
メディアを通じ、家族和解を呼びかけるとはこの人らしいといえばそれまでだが、日テレ幹部が「1本のギャラは100万円を下らない」と明かすように、そして先に虎上が警戒したように、「ビジネス」の匂いが漂ってくる。
日テレの特番と言えば、“愛は地球を救う”の24時間テレビ。今年のメイン会場並びに恒例のマラソンのゴール地点は、例年と違って両国国技館に設定されている。貴乃花は年明けから日テレ特番に複数出演しており、同局は「番組制作の詳細についてはお答えしておりません」と回答するが、両者の蜜月は24時間テレビにも貴乃花は絡んでくる――そう疑わせるに十分だ。
虎上に聞くと、事務所代表の妻を通じ、
「(家族の和解について)特に進展はないので、お答えすることはないんです」
と回答。紀子は対照的に、
「デリケートな話題なので、慎重に、自然の成り行きに任せていきたいと思います。もちろん和解できた方がいいですし、いい方向に進んでいけばと思います」
と前向きに受け止めるものの、「和解特番」については、こう本音を吐露する。
「そもそも日テレ側からオファーは来ていません。また、仮にオファーがあったとして、(テレビ番組のような場で)それをするのがいいのか、悪いのかという問題もあるかなと……」
(文中一部敬称略)
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