ランチパックも危ない! 「食べてはいけない超加工パン」実名ランキング
どう付き合えばいいのか
「現在、添加物を全く摂取せずに生活することは難しい。重要なのは、自分自身で実用的な目安を決めておくことです」
そう語るのは、『なにを食べたらいいの?』(新潮文庫)の著者で「加工食品診断士協会」代表理事の安部司氏である。
「できる限り自炊すれば、自分が何を食べているのかを把握することができ、自分なりに気をつけられるはずです。加工食品ばかりを食べて、一体自分が何をどれくらい摂取しているのか分からないような状況が最も危険と言えるでしょう」
刀根山病院名誉院長の佐古田三郎氏はこう話す。
「それぞれの商品はもちろん添加物についての規定を守って販売されているはずですが、それを何十年も摂取し続けた時にどうなるかという長期的なフォローは誰もしていません」
添加物が含まれている物はほとんど食べない、と語るのは、ベストセラー『医師が教える食事術 最強の教科書』の著者でAGE牧田クリニック院長の牧田善二氏である。
「特に亜硝酸塩が入っているハムやソーセージなどは全く食べません。含有量が少なければ大丈夫という論理は医学的に間違っていると思うからです。今目の前にある物には少ししか入っていなくても、その物質が入ったいろんな物を食べれば、危険性は上がりますよね。ではなぜそれを入れるのかと言えば、綺麗に見えるからです。食品会社がそれをより多く売りたいから、入っているのです」
リストに掲載された商品を出している会社に、添加物の蓄積や混合による影響についての見解を問い合わせたところ、
「ご質問への対応は差し控えさせていただきます」(山崎製パン)
「食品添加物は厚生労働省で定めている使用基準に基づいて使用しています」(敷島製パン)
とのことだった。
(2)へつづく
[4/4ページ]