ランチパックも危ない! 「食べてはいけない超加工パン」実名ランキング
がんリスク増大判明! 食べてはいけない「超加工食品」実名リスト(1/2)
超加工食品とは、スーパーなどで売られているパンやインスタント食品のことだ。それらの摂取量が10%増えると、がんの罹患率が12%上昇するという衝撃的なデータ。今回と次回で紹介するのは、そのパリ第13大学の論文を元にして調査した、食べてはいけない商品の実名リストである。(以下は「週刊新潮」2019年1月31日号掲載時点の情報です)
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時折、「がんになるのも悪くない」、「がんは怖いものではない」などと口にする医者がいるが、あれは罪深い嘘だ。がんについては、「悪くない」部分を探すほうが難しいし、「怖いもの」なのは明らかである。
無論、早期に発見すれば治ることも多い。しかし、それでも再発の恐怖はついて回る。手術が出来ない、あるいは手術したものの全てのがんを切除しきれなかった場合、抗がん剤の副作用に苦しみながら転移の可能性に怯えなければならない。転移が判明した後は、死の影が刻々と忍び寄る中で日々を何とかやり過ごし、末期と呼ばれる日を待つことになる。そして、最後は、耐えがたい痛みの中で絶命するケースが多い。
これのどこが「悪くない」、「怖くない」のだろうか。がんが出来得る限り罹患したくない病であることは疑いの余地がないのだ。
では、がんになるリスクを低下させるためにはどうしたら良いのか。いくつかの方法が考えられるだろうが、明日からでも出来ることが一つある。日々の食生活を見直すことで、その点において、非常に参考になる研究論文が昨年、世界四大医学雑誌の一つに数えられるBMJ(ブリティッシュ・メディカル・ジャーナル)誌に掲載された。
それはフランスのパリ第13大学の研究者らが発表した論文で、その内容は、食事における超加工食品(ultra-processed food)の摂取割合が10%増加すると、がんリスクが12%有意に上昇した、というもの(超加工食品の定義については掲載の表を参照)。乳がんリスクも11%増加したという。大腸がん、前立腺がんとの関連は認められなかったものの、超加工食品の摂りすぎががんを招くという、極めてインパクトの大きい研究結果だった。ちなみに、超加工食品には、パンや冷凍食品など、週刊新潮が昨年掲載した特集記事「食べてはいけない『国産食品』」で取り上げたものはほとんど含まれる。多くの食品添加物等が含まれた高度に加工された食品は出来る限り避けた方がいい――本誌(「週刊新潮」)は繰り返しそう報じてきたが、このフランスの研究論文はそれを実証する内容となっているのだ。
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