植松聖、上田美由紀、筧千佐子… フリーライターが間近で見た凶悪犯の“意外な素顔”
いよいよ平成が終わろうとしている。30年の間には凄惨な事件も数多く起きた。世が改元ブームで湧く中、塀の中で過ごす凶悪犯や死刑囚たちはいま何を思うのか。平成を騒がせた凶悪犯たちの素顔を『平成監獄面会記――重大殺人犯7人と1人のリアル』(笠倉出版社)の著者である片岡健氏に聞いた。
***
「最初に訪ねた時、面会室に入ってくるなり深々とお辞儀をしてお礼の言葉を述べてきた。腰が低く、礼儀正しい人物だと感じました。その印象はその後、何度会っても変わらなかったですね。...