ロンブー淳、破産したIT企業に出資? 真相を本人に聞くと…

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代表との面識なし

「田村さんからは、資金提供は受けていません」

 そう断言するのは、「TripBox」破産管財人の佐藤良弁護士だ。債権者に田村の名前はなく、過去の出資もないという。

 話は少し逸れるが、田村は以前、同じニオイのする“被害”に遭っている。17年1月、仮想通貨を扱う会社に、〈ロンブー淳も実践! 月利40%以上の政府公認の投資案件〉などと写真つきで書かれ、勝手に広告塔にされたのだ。当時、田村は、

〈若手ベンチャー企業に出資をする事はありますが…胡散臭い会社には投資も出資も話もしたくない〉

 と、SNSで怒りをぶちまけていた。さて、今回の件である。まずは、「TripBox」代表の話から。

「田村さんとは、ある投資家の紹介で出資いただく契約を締結したのですが、ほかの投資家から“自分の(株式)比率が思ったより低い”と言われた。それで私どもから田村さんにお願いし、抜けてもらったのです」

 続いて紹介者にも訊くと、

「私も『TripBox』に出資していたので、代表に淳さんを紹介したのです。若手経営者5、6人との会合の席でした。淳さんが出資したかどうかは代表と淳さんのあいだの話ですから、私には分かりません」

 真相やいかに。田村ご本人にうかがうほかあるまい。

「出資した事実はありません。一度も、一銭も。代表との面識もないんです」

 勝手に名前を使われたとの主張は破産管財人と一致する。どうやら田村に分がありそうだ。しかしこんな事例が続くと、投資家としての利益率悪化は必至か。タレントとしても、株価急落……なんてことにならなければいいのだが。

週刊新潮 2019年4月18日号掲載

ワイド特集「散るぞ悲しき」より

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