アリがゾンビに!? 死ぬ場所・時刻まで操る恐ろしい寄生生物の正体とは 【えげつない寄生生物】
ゴキブリを奴隷のように支配したり、泳げないカマキリを入水自殺させたり、アリの脳を支配し最適な場所に誘って殺したり――、あなたはそんな恐ろしい生物をご存じだろうか。「寄生生物」と呼ばれる一見小さな彼らが、自分より大きな宿主を手玉に取り翻弄し、時には死に至らしめる様は、まさに「えげつない!」。そんな寄生者たちの生存戦略に、昆虫・微生物の研究者である成田聡子氏が迫るシリーズ「えげつない寄生生物」。第4回は「アリをゾンビにするキノコ」です。
今回、恐怖のどん底に落とされた主人公はブラジルの熱帯雨林などに住む「カーペンターアリ」です。...