「移民元年」で日本人が直視するべき「労働現場」の真実
4月10日に拙著『移民クライシス 偽装留学生、奴隷労働の最前線』(角川新書)を上梓した。その内容には、自殺者まで出たブータン人留学生をめぐる問題や、『朝日新聞』販売所で横行するベトナム人奨学生の違法就労、全国各地に広がる「留学生で町おこし」の欺瞞など、これまで本連載で取り上げたテーマも多く含まれる。
連載が長期にわたって続き、こうして新著の出版が実現したのも、フォーサイト読者の方々の支えがあってのことだ。この場を借りて感謝の思いを伝えさせていただきたい。...