金正恩が文在寅を“使い走り以下”の存在と認定 韓国「ペテン外交」の大失敗
文/鈴置高史
「米朝の間を取り持っている」と自ら誇ってきた文在寅(ムン・ジェイン)政権。その化けの皮がすっかり剥がれた。北朝鮮から「仲介役」どころか「使い走り」以下の存在と認定されたからだ。
4月12日、金正恩委員長は最高人民会議で施政方針を演説した。北朝鮮の対外宣伝サイト「我が民族同士」が報じた「金正恩党委員長が最高人民会議第14期第1回会議で施政演説を行う」(4月13日、日本語版)によると、金正恩氏は文在寅大統領を冷たく突き放した。以下だ。
《南朝鮮当局は、すう勢を見てためらったり、騒がしい行脚を催促しておせっかいな「仲裁者」「促進者」の振る舞いをするのではなく、民族の一員として気を確かに持って自分が言うべきことは堂々と言いながら、民族の利益を擁護する当事者にならなければならない。...