令和「ホームラン第1号」は誰に 4人のスラッガーたち

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 きたる5月1日、記念すべき改元1号ホームランをスタンドに叩き込むのは誰か――。当日はパ・リーグのナイター3試合に先んじて、セの6球団がいずれも14時開始のデーゲーム。それぞれ巨人―中日、DeNA―ヤクルト、阪神―広島というカードだが、野球ジャーナリストの大冨真一郎氏によれば、

「甲子園球場は東京ドームや横浜スタジアムに比べて左右中間が広いため、不利だと思われます」

 とのことで、

「大記録がかかる場合、日本人は得てして肩に力が入ってしまう。外国人選手が打つ可能性が高いのではないでしょうか。その最有力候補は、一昨年の本塁打王だった巨人のゲレーロ。昨シーズンはデーゲーム29試合で8本、ナイター53試合で7本を打ちましたし、今季の活躍次第では大型契約を結べるので、意欲も違うはずです」

 で、2番手候補はDeNAのソト。

「対戦球団別打率の対ヤクルト戦では打率3割6分7厘と相性がいい。中でもエースの小川とは対戦打率5割5分6厘、ブキャナンは5割3分8厘、さらに原とは5割と、ヤクルトの主力先発陣を軒並み食い物にしている。大いに期待できます」

 さらに、同じDeNAのロペスも有力だという。

「春先は調子がよく、昨年の26本塁打のうち、4月6本、5月は8本と、序盤戦に固め打ちしています」

 それでも第1号は日本人の手で、と願うファンもいるだろう。大冨氏は、

「あえて挙げれば、ヤクルトの山田哲人です。去年は34本塁打のうち31本が中堅から左翼への当たりでしたが、今季のオープン戦で唯一の本塁打は右翼方向でした。右へ飛ばす技術を体得したのなら、本塁打はもっと増えるはずです」

 球史に名を刻むのは……。

週刊新潮 2019年4月11日号掲載

特集「『新元号』報じられない20の謎」より

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