迫る「令和」改元、受刑者たちに“恩赦”はあるか 平成では1200万人超が対象に
改元が近づくにつれ、俄かに“塀の中”が騒がしくなっているという。
ある死刑囚の弁護士は、
「先日、面会に行ったら『恩赦で減刑されて私が外に出られる可能性はありますか』と聞かれたのです。答えに窮してつい『まぁ、頑張ってみます』なんて返事をしてしまったのですが……」
無論、弁護士がどうにかできる事案ではないのだが、死刑囚が期待に胸を膨らませるのもむべなるかなで、平成改元の恩赦は1989年から翌年にかけ2度行われ、対象者はのべ1200万人以上にも及んだという“実績”があるのだ。...