井岡一翔「仁義なき父子喧嘩終結」「谷村奈南と離婚・不倫」を経て日本復帰
元3階級王者・井岡一翔(30)が日本復帰を果たした。2年余に及ぶ父子喧嘩に終止符が打たれたようである。
本誌(「週刊新潮」)が、井岡の父でジム会長の一法氏の脱税疑惑を報じたのは2016年9月。
ボクシングライター曰く、
「この記事を読んで父に愛想を尽かした一翔は家出し、交際中の谷村奈南の家に転がり込んでそのまま結婚。一法さんは結婚の事実を報道で知ったそうです」
と、ここまでが父子劇の第1幕。第2幕は17年の大晦日の夜に行われた一翔の電撃引退会見だが、
「父親との関係を断ち切るための方便でした。所属ジムの承諾がないと他ジムへ移籍できないのですが、親父は首を縦に振らなかった。そこでいったん引退して間を空けてから復帰するというシナリオでした」(同)
第3幕開幕は7カ月後の現役復帰宣言だ。一翔は、日本のジムに所属せず、海外で活動する道を選んだが、
「井岡家の諍(いさか)いに巻き込まれるのを恐れて、一翔を引き取る国内のジムが見つからなかったのです」(同)
日本のジムに所属しなければ国内で試合はできない。昨年9月、一翔は米国で復帰戦を行い判定勝ち。大晦日にはマカオで王座決定戦に臨み惜敗を喫した。
さて、一翔の試合を放映し続けるTBSは、一連の父子劇をどう観ていたか。
テレビ関係者が語る。
「脱税疑惑後、TBSは一法さんと距離を置くようになりました。ただ、一翔に代わるスターが出てこなかったこともあり、一翔に対しては引退後も陰で支援を続けた。復帰後の海外2戦も中継を行っています」
とはいえ、そんなTBSも限界を迎えつつあった。
「米国での試合は、放映権を買うのにカネがかかった。自ら主催したマカオの試合も、スタッフの出張経費がかさんだ上、観客も僅かで入場料収入も無かった」
しかもここで余計な幕間劇が入ってしまう。一翔は11月に谷村との離婚を発表。更に3月、新恋人が発覚し“不倫妊娠”と騒がれる。
「一翔の商品価値が下落し、“やはり日本のジムに入れるしかない”となった」(同)
終幕は3月27日。一翔はこの日、「Reason大貴」なるジムへの所属を発表した。会見では“父も理解してくれた”と説明したが、
「ここはフィットネスが本業で、プロがほとんどいないジム。会長は、TBSと縁深い辣腕プロモーターですが、選手を鍛えるような人ではないので、ここで一翔が練習することはないでしょう。つまり名義貸しにすぎないので、“自分色に染めた一翔を他人に変えられたくない”と思っている一法さんも納得です」(同)
任侠映画風にいえば“親子盃を返されたわけではない”といったところか。
幕引きのはずが“続編スタート”なんてことにならなきゃいいけど。
(「週刊新潮」)