「令和」で安倍政権が崩壊? “改元直後に総辞職”のジンクス 菅官房長官に「次」の声

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ポスト安倍

「内閣崩壊」の有り無しはさておいても、この改元で“ポスト安倍”に出世したとの呼び声高い御仁がいる。永田町の外では、東京新聞の女性記者とモメてるオジサンのイメージだったはずが、「令和おじさん」として認知度が急浮上した菅義偉官房長官(70)だ。

「会見ではうんと緊張していましたが、何とか笑顔を作ろうともしていましたね。『次を意識?』みたいな声が聞こえてきました」

 と政治部記者。「次」とは首相の座。自民党の二階俊博幹事長が「安倍4選」に言及し、「ポスト安倍」の有力候補であるはずの加藤勝信総務会長も同調。絶対有力候補が不在なのだ。

「会見をやるのは安倍さんと菅さんのどちらなのかが話題になっていた。お互い、“菅ちゃんに”“総理だよ”とオンでもオフでも話していましたが、2人の顔には“オレがやりたい”と書いてある。『会見は長官、談話は首相』と棲み分けたのはその結果です」(同)

 複数の“菅関係者”は、

「菅さんは“(首相を)やる”なんて素振りを見せたことはないし、こちらもそう感じたことはない」

 と言うが、“つもり”のない政治家が会見をやりたいと思うだろうか。「平成おじさん」こと小渕恵三官房長官(当時)は歴史的会見の9年後に首相へ。出世を後押しするのは疑いない。

週刊新潮 2019年4月11日号掲載

特集「『新元号』報じられない20の謎」より

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