「令和」で安倍政権が崩壊? “改元直後に総辞職”のジンクス 菅官房長官に「次」の声

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宮崎緑が明かす「有識者懇」秘話

 そんな有識者懇について、

「厳粛な中でも和やかな雰囲気で進みました」

 と語るのは、メンバー9名のうちの一人、宮崎緑千葉商科大学教授(61)。

 最初に、元号案の意味や出典について、杉田和博官房副長官が説明。

「(六つ示された)元号案には、漢籍由来のものもありましたし、令和の他にも日本の古典から採用されたものもありました。メンバーはみな、率直に意見を仰っていました。それぞれ1人ずつ発言し、最後に少しフリーディスカッションのような時間もありました。自然に良い議論ができたと思います。結論を出す場ではありませんでしたが、令和については支持する意見が多かったと思います」

 新元号については、

「日本文化とは何か、我々のアイデンティティは何で、心の拠り所をどこに置けばいいのかと社会が揺れている中で、良い元号になったと思っています。令和にはある種のメッセージが込められていると思いますから」

 その独特な着物姿も、“まるで、卑弥呼のようだ”と注目された。「令」には「神のおつげ」の意もある。

「話題になったんですか? 私は奄美で長いこと美術館の館長を務めておりまして、日頃からその文化、伝統を非常に大事にしております。あれは奄美の白(大島)紬でして、現地ではしょっちゅうあの恰好をしていますし、大使館のレセプションなど大事なイベントでは日本の文化を伝えるという意味でも、よく着ているものです」

 勝負服が36分間を「和」やかに導いたのかもしれない。

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