「加護亜依」ハロプロ復活でも“ママタレには絶対になりたくない”理由

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「2人合わせてダブルユー」

 懐かしい掛け声に5千人の観客の大きな歓声が上がった。3月30日、幕張メッセでの「ハロー!プロジェクト」コンサートで13年ぶりに復活した“加護、辻コンビ”「W」の登場の瞬間である。

 2000年、モーニング娘。の4期生としてデビューした2人ももう31歳。辻希美は4児の、加護亜依も2児の母だ。もっともこれまでの13年間、2人には大きな“差”があった。

 辻は07年に俳優の杉浦太陽と結婚、出産。子育ての様子をブログ等で紹介し、今や“ママドル”の第一人者。一方の加護は、06年に喫煙騒動で謹慎処分に。その後もすったもんだが続き、長らく芸能界の表舞台から遠ざかる日々だった。

「精神的に不安定な彼女でしたが、それを前向きに支える原動力となったのは、16年に再婚したご主人と、6歳の娘に2歳の息子の存在といっていいでしょう」

 そう語るのは、所属事務所「アルカンシェル」代表の中野尚美さん。

「朗読劇や小劇場、どんな仕事にも挑戦し、疲れていても朝6時に起きて家族の朝食から夕食まで用意する。帰りが遅くなっても家事をこなします。でも決して弱音は吐きません。それが楽しくて仕方ないんですよ」

 地道な努力が実を結び、「ハロプロ」舞台の復帰につながったというわけだ。

「今は達成感で一杯なはずです。それも家族の存在があってこそ。ただ、だからこそ、子供をダシに売り出す“ママタレ”のようなことは、これからも絶対にしたくないんだと誓っていました。どんなに仕事に困ろうが、それだけは譲れない彼女の“一線”なんです」

“ダブル”といっても、意外や、向いてる方は正反対だった?

週刊新潮 2019年4月11日号掲載

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