「AIを見くびっています」 『国家と教養』藤原正彦氏の「AI vs.人間」論
AIが人間の仕事の大半をこなせるようになる――そういう日が遠からず来るというのは、定説になりつつある。その良い面は人手不足の解消につながることだろうし、悪い面は職を奪われることだろう。そして後者の方を心配する人は少なくない。
しかし、ベストセラー『国家の品格』の著者として知られる数学者の藤原正彦氏はこうした見方を一蹴する。3月31日に放送された「報道プライムサンデー」(フジテレビ系)で、藤原氏は次のような持論を述べた。
「人間の仕事をAIが奪うといった話は、もう随分前からありました。...