〈なつぞら〉「粟野咲莉」で思い出す「おしん」、歴代ヒロインが続々出演の大サービス

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計算された演技?

「第74作『純情きらり』のヒロイン(宮崎あおい[33])の姉(寺島しのぶ[46])の少女時代を演じた北乃きい(28)も出演しますし、ヒロイン以外も朝ドラに何らかの関わりがある女優ばかりですね。今回、ヒロインの少女時代を演じている粟野咲莉(さり)ちゃんも、第95作『べっぴんさん』でヒロイン(芳根京子[22])の少女時代を演じていたくらいです」(同・民放プロデューサー)

 彼女の評判がすこぶるいいのだ。

「北海道に連れてこられた彼女に、柴田牧場の大黒柱である祖父・草刈正雄が厳しく当たるわけです。なんだか『おしん』を思い出しました。父(伊東四朗[81])が厳しくおしんに当たるものの、実はいい人だったように、草刈もそうじゃないかと。実際そうでしたけどね。第4話では草刈が彼女を安田顕の和菓子屋へ連れて行き、アイスクリームを食べながら励ますシーンはSNSで絶賛されていました」(同・民放プロデューサー)

 こんな書き込みが見受けられる。

〈最初の頃のなつの「ザ・子役演技」が鼻についていたんだけど、実はそれが彼女のこれまでの人生の処世術によるもので彼女を見守っていた草刈正雄は気づいていて「堂々としろ」「もう謝るな」と言う伏線回収に唸った。唸りながら泣いた。〉

〈なつとじっちゃんが帯広に行く回を見直してみたけど、やっぱり神回だなあ…〉

〈粟野 咲莉のなつ!すごくいい!ずっと幼年期のままだといいのに・・・〉

 粟野咲莉とは、どんな女優なのか。

「子役専門の芸能事務所として有名なジョビィキッズの所属で、先輩には芦田愛菜(14)や、15年の大河『八重の桜』で綾瀬はるか(34)の幼少期と、同年の朝ドラ『あさが来た』のヒロイン・波瑠(27)の幼少期を演じ分けて話題となった鈴木梨央(14)もいます。咲莉ちゃんはまだ8歳ですが、朝ドラのみならず、『破獄』(テレビ東京系)ではビートたけし(72)と、現在放送中のCM『森永乳業 MOW 』では田中圭(34)と共演するなど、キャリアを重ねています。演技としては、確かに最初のうちは、少々わざとらしさもありましたが、SNSにもあったように、あれが草刈の“じっちゃん”と打ち解けるまでの計算された演技だとしたら、大したものですよね」(同・民放プロデューサー)

 第2週までは、咲莉ちゃんの演技が楽しめそう。

週刊新潮WEB取材班

2019年4月8日掲載

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