秋篠宮殿下、度重なるご心労で体調に異変 眠剤処方、“心ここにあらず”つづく

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「公」より「私」

 宮邸職員も、そうしたご様子にはすでに慣れ始めているというが、その秋篠宮家は5月から、皇位継承権を持つ男性皇族を2人擁しつつ、「皇嗣家」というきわめて重要な位置づけとなるのだ。

「6月には御代替わり後の皇室として初めて、ご夫妻はポーランドとフィンランドを訪問されます。また来年4月には、皇太子に準ずるお立場で皇位継承順位1位であることを内外に示す『立皇嗣の礼』が執り行われます。そうした折、ご家庭がこうした状態では、悠仁さまの教育にも影響が出かねない。そもそも『公』より『私』を優先なさるお2人の姉宮のご様子を見るにつけ、何より『公』の重要性を理解されねばならない悠仁さまへの“帝王教育”は大丈夫なのか、と不安にならざるを得ないのです」(同)

 御代替わりののち、高輪に移り住まれる両陛下もまた、このままでは心穏やかにお過ごしになれそうもないのだ。

「庁内は早くも、来年の立皇嗣の礼に向けて神経をとがらせています」

 と、先の宮内庁関係者が明かす。

「皇位継承順位1位の秋篠宮殿下が、皇統の大切さを新天皇・新皇后と共有なさりながら、しっかりお2人をお支えするというお姿を、次代では国民の広い層にお示しにならねばなりません」

 それが目下の最大の課題なのだといい、

「さもなければ、東宮家不在の次代において、新天皇・新皇后が国民から遠い存在となりかねない。お2人をどなたかがお支えしているというお姿を見せることで初めて、多くの国民にとって身近な存在となり得るのです。そして、そのあるべき姿を実現するにあたり『小室問題』が最大のネックとなっているのも、また事実です」(同)

 陛下は皇后さまとともにひたすら「無私」を貫いて公務に尽くしてこられた。次代の皇嗣家では、よもや「私」がまかり通ることになりはしまいか……。

週刊新潮 2019年4月4日号掲載

特集「『佳子さま』炎上で問われる『秋篠宮家』の家庭教育」より

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