セクハラで処分の読売新聞記者 懇親会の席で行った凄すぎるハレンチ行為とは

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将来はエース記者

 このセクハラキャップ氏は一見、真面目で大人しそうな男だという。

「都内の大学を出て読売に入社。新聞記者は、最初は地方の支局に配属されますが、彼の場合は最初の赴任地が富山支局でした。すぐに署名記事も書いていますし、なかなか優秀な記者だったみたいですね」(同)

 かつて自身の結婚観を明かした、こんな記事も書いている。

〈事件の取材に追われていた頃、母親が一人暮らしをしている自分の様子を見に来てくれた。富山を案内しながら、将来について話しているときに、母親が発した言葉が忘れられない。「煩わしいときもあるかもしれないけど、家庭を持つってやっぱりいいものよ」。裕福な家庭ではなく、自分や父親のせいで苦労ばかりしている様子を見てきただけに、意外に感じた。23歳の自分の周りは、まだ独身が多く、今では独身のまま年齢を重ねる人も少なくない。(中略)跡取りを欲しがるような家柄ではないが、先の母親の言葉には「家庭のぬくもりを知ってほしい」という願いがこもっていたような気がする〉

 入社2年目、まだセクハラとは無縁の新人記者時代である。

「それから本社に上がって、政治部記者として官邸総理番などを務め、本紙の『スキャナー』欄を担当していました。“シニアスタッフ”として富山に戻ったのが昨年2月。県政キャップを務めていました。ただ、赴任直後から、あまり評判が良くなかったようですね。自社の女性記者にもセクハラをしていたそうです。赴任直後に開かれたお花見の二次会で、女性記者を指差して『ヤリ○○!』と言ったそうですから」(同)

 その時は、酒の席ということで許されてしまったのが仇となったのか。

「セクハラは徐々にエスカレートしていった。女性記者に最初『むっちりしているのがウリだよね』と言い、これが『むっちりしているのがエロい』となり、挙げ句の果てに『エロ担当』呼ばわりしていたとか。せっかくネタを拾ってきた女性記者に対して、『そうやって男をホイホイさせてください』などと言っていたそうです。これまで問題にならなかったのが不思議なくらいですよ」(同)

 その怒りが溜まっていたのだろう。エロキャップ氏を告発したのは、懇親会でセクハラをされた他社の女性記者ではなく、読売の女性記者のほうが先だったという。

「しかし、それを『穏便に済ませてほしい』と、最初は支局長が握りつぶしたわけです。日頃から『彼はいずれ政治部に戻るエース記者だから』と可愛がっていたそうですからね。しかし、セクハラ被害にあった他社から抗議されて、とうとう庇(かば)いきれなくなったんです。支局長も一緒に処分されたのは、そういうわけです」(同)

 結婚して子供もいるというエロキャップ氏、“社会の木鐸(ぼくたく)”がこれじゃあねえ……。

2019年4月5日掲載

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