野村萬斎演出「新天皇即位晩餐会」大トリを狙う女性歌手たちの名前
縁起の良い言葉をくっつけて名前をつける噺「寿限無」は、NHKのEテレ「にほんごであそぼ」でよく親しまれている。その番組に出演する能楽師の野村萬斎(52)は、10月、首相夫妻が主催する新天皇の即位を祝う晩餐会で演出を助言する。そして大トリを狙う女性歌手とは。
「私は『にほんごであそぼ』をよく見ていました。萬斎さんは、能を崩して子ども達に教えるユーモアの分かる方。面白いと思いますよ」
と笑う脚本家の橋田壽賀子さんは、こう明かす。
「文化功労者に選ばれ、天皇陛下にお目にかかりました。黒柳(徹子)さんとご一緒でした。“陛下がお生まれになった時、私は8歳で朝鮮にいて、提灯行列に行きました”と陛下にお話ししたのです。とても喜んでおられました」
ともあれ52歳の能楽師が担うのは、晩餐会での文化行事の総合アドバイザーである。芸能デスクによると、
「今年2月の御在位三十年式典で沖縄県出身の三浦大知が歌声を披露したことが記憶に新しい。同じ沖縄のSPEEDが再結集となれば面白い。招待席にいる今井絵理子(参院議員)が“Body&Soul”とかシャウトしてね」
今井の隣には、結婚秒読みともされるハシケンこと橋本健元神戸市議が座っているだろうか。しかし、詐欺罪に問われ、有罪判決が下った身では実現のハードルは高く、恩赦を待たねばなるまい。
更に、この沖縄という「政治枠」に続き、皇太子さまと「同世代枠」も存在するはずだ。
「やはり松田聖子が筆頭でしょう。平成の始まった1989年に独立し、平成への思い入れはひとしお。紅白以上に大トリを狙っているはずです」
と民放幹部。では本命は。
「椎名林檎。東京五輪の開閉会式演出の総合統括責任者に就任した野村と同じように、椎名は『東京五輪・パラリンピック総合プランニングチーム』に名を連ねています。晩餐会には海外からの招待客も多いので、五輪へのステップとして、『野村+椎名』のタッグは魅力的です」(同)
先のデスクはこう続ける。
「昭恵夫人も主催者のひとりですから、“軽チャー”色が出そう。皇太子さまが大ファンと公言されていた女優ブルック・シールズや柏原芳恵が呼ばれたりとか」
めでたい名前が寿限無の如く……の気配である。