大坂なおみ不調の裏に“不徳の父” 元コーチから指導料未払いで訴えられていた

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 大坂なおみ(21)が日本テニス界に打ち立てた金字塔が傾きつつある。そんな苦境を招いたのが父の不徳の影響だとすれば……。

 世界1位に上り詰めたのと同じ勢いで、転がり落ちてしまうのか。

 3月の「BNPパリバ・オープン」と「マイアミ・オープン」での敗退に、そんな不安に駆られた方も少なくなかろう。パリバでは4回戦で23位の選手にストレート負け、マイアミでは3回戦で27位に逆転負け。他選手の“勝ち星”事情に助けられ、その座はキープできたものの、1位になってから3大会続けて8強まで進めずにいる。

 大坂は、自身を全米や全豪で優勝に導いてくれたコーチ、サーシャ・バイン氏を解任。後任にジャーメーン・ジェンキンス氏を迎え入れて連敗。ならば新コーチの手腕に疑問符、なのか。元プロテニスプレイヤーの不田涼子さんの答えは否、だ。

「女子テニスの世界では、トップ10の選手が30位前後の選手に敗れるのは珍しいことではありません。その日の体調はもちろん、コートや相手との相性も影響します。敗れたのは、コーチの指導料未払いの訴訟による動揺があったからだと思いますね。大坂選手はもともと、メンタルに不安定なところがありましたから」

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