24時間テレビ、「嵐」MP発表の舞台裏、異例の情報管理に日テレ社員もビックリ
日テレ内部でも混乱
3月16日、土曜日の21時から放送された「嵐にしやがれ」(日本テレビ系列)で、嵐の5人が今年の「24時間テレビ」のメインパーソナリティ(MP)を務めることが発表された。
***
MPは6年ぶりで、通算5度目は最多だという。多くのメディアが「新元号初の『24時間テレビ』でMP」と報じた。ちなみに放送日は8月24~25日だ。
これまで「24時間テレビ」のMPを、ジャニーズ事務所の売れっ子が何度も務めてきたことはよく知られている。まず、その歴史を表で振り返ってみよう。
ところで、今回の発表、芸能マスコミはもちろん、日テレの社員にとっても「サプライズ」だったという。まずはメディア側の驚きを、芸能担当記者に解説してもらおう。
「下馬評としてはKing & Princeについて、『週刊女性』が3月に“内定”と報道。また東スポも1月に“MP就任プラン浮上”と伝えながらも、3月に“内定辞退の可能性”の記事を掲載しています。他には関ジャニ∞の名前も取り沙汰されていました」
なぜ、芸能マスコミの予測は外れたのか。
「『24時間テレビ』は確実に2ケタの視聴率を稼ぎますし、視聴者は文字通りの“老若男女”です。ジャニーズ事務所と日テレは“次の大スター”として育てるため、若手にチャンスを与えるはずだ、という思い込みがあったのかもしれません。嵐は20年に活動を停止しますし、今年4月から5大ドームツアーをスタートさせます。公演は全部で50回。これだけ大掛かりなツアーなので、嵐がMPをやるのは無理だろうという見立てもあって、各マスコミはノーマークだったのでしょう」(同・芸能担当記者)
更に驚いているのが、日本テレビの社員と関係者だ。社内事情に詳しい関係者は「あとから色々調べてみると、嵐のMP就任を事前に知っていたのは、ほんの数名の社員だけだったそうです」と明かす。
「情報漏洩を防ぐため、日テレは例年とは全く違う、異例の対策を講じました。通常、『24時間テレビ』は、放送が終了した1週間後には翌年の制作スタッフが発表されます。9月初旬には彼らが今回の放送の反省点などを洗い出し、来年のテーマや内容を決め、準備に動き出します」
[1/2ページ]