「デスパレートな妻たち」「フルハウス」出演女優が我が子を裏口入学させていた

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アメリカ全土で大顰蹙

 56歳のフェリシティ・ハフマンには娘が2人いる。彼女だけなぜか金額が少ないのだが、1万5千ドル(約165万円)を長女の試験のために寄付していた。保釈金25万ドル(約2750万円)で保釈済みである。

 54歳のロリ・ロックリンも娘が2人。50万ドル(約5500万円)で2人を南カリフォルニア大学のボートチームのメンバー候補として入学させていた。むろん、娘たちにボートの経験はない。保釈金は100万ドル(約1億1千万円)。

「2人とも女優として大成功していたのにねえ……」

 と、テレビプロデューサーのデーブ・スペクター氏。

「アメリカには“レガシーアドミッション”があります。親がその大学の卒業生で多額の寄付をすれば、子どもも入れる確率が高まる制度です。今回はその“横口入学”ではなく完全な裏口だから、アメリカ全土で大顰蹙を買っていますよ」

 在米映画評論家の猿渡由紀氏は厳しい見方をする。

「中国をはじめとする海外からの入学希望者が激増し、大学に入るのが難しくなっています。それでも子どもは懸命に努力している。なのに、その枠をハリウッドセレブが我が子のために買った。これは石を投げられても仕方なく、絶対に誰も忘れません。出演作の放送や出演予定がキャンセルされていますし、もう、彼女たちを見るのは事件のニュースだけかもしれません」

 保釈金を含め、“教育費”はかなり高くついた。

週刊新潮 2019年3月28日号掲載

ワイド特集「陽のあたる場所」より

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