ゴルフ界「ベンツ」旋風 今季初V鈴木愛も新型Aクラスをゲット

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 国内女子ツアー第2戦「ヨコハマタイヤPRGRレディス」が高知県の土佐CCで行われ、鈴木愛(24)が今季初優勝を果たした。

 優勝賞金は1440万円で、副賞としてメルセデス・ベンツ新型Aクラスが贈呈されたのだが、

「前々日に、ベンツ日本法人の社長が六本木にゴルフ記者を集めて会見を開いていたんですよ」

 とスポーツ紙デスク。

 会見には日本ゴルフツアー機構(JGTO)の青木功会長も同席し、JGTOとのオフィシャルパートナー契約締結を発表。加えて、

「年間表彰の対象である“トータルポイントランキング”に今季からメルセデス・ベンツの冠がつき、1位の選手には従来の賞金100万円に加えて、ベンツSクラスが贈呈されることになりました」(同)

 ここで言う“ポイント”とは、ドライビングディスタンスや平均パット数など9部門のデータのランキングをポイント化して集計したもの。“その年一番稼いだゴルファー”を決める賞金ランキングと違い、“その年一番ゴルフがうまかったプレイヤー”に与えられる。賞金王とのW受賞は意外に難しく、過去10年で達成したのは石川遼、藤田寛之、松山英樹の3名だけだ。

 ベンツは、女子ツアーとも関係が深い。男子と指標は異なるが、既に“メルセデス・ランキング”という制度があるのだ。1位には賞金500万円とベンツ(昨年はCLS)が贈られる。鈴木愛は一昨年にランキング1位となり、ベンツEクラスをゲットしている。

 ゴルフ界を席巻するベンツ。いったいプロたちにどれだけ車を贈っているのか。

「昨年は、男子3戦、女子11戦で副賞として提供しました。また、契約中の女子7選手には車両を無償貸与しています」(同社広報部)

 自動車でゴルフといえば別のドイツ車が思い浮かぶが、今後は変わるかも。

週刊新潮 2019年3月28日号掲載

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