「東大合格者」2019高校別ランキングベスト20 “都立健闘”の背景に石原元知事の大仕掛け
その国立の高校の一つが学芸大附属だった。
「さすがに都立の凋落が問題視され、学校群は廃止されますが、当時の都立は私立にくらべると面倒見で劣り、人気を挽回できなかった。その状況に危機感を抱いた石原都知事と都教委が01年、都立高改革を実施します。学区の撤廃、進学指導重点校の指定、入試改革のほか、都立高に進学率の数値目標を導入。都立は次第に力を取り戻して、現在に至ります」(同)
その際、都立復権の象徴とされた日比谷は昨年、48年ぶりにトップテン入りした。今年は47人と、さらに増えたわけではないが、
「入試問題が公立不利といわれたなかで、昨年同様の実績は、着実に力を伸ばしている証しでしょう」(さる教育ジャーナリスト)
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