“慰安婦ブロック玩具”に“独島化粧品”… 韓国のあきれた「反日グッズ」
愛国者の対義語が売国奴だとすれば、愛国心を売り物にする人々を何と呼べばいいのだろう?
「3・1独立運動」100年を祝う隣国では、溢れんばかりの愛国心が反日グッズの形をとり、文字通りマーケットに溢れ出ていた――。
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もしも自分の娘が、小学校で「尖閣諸島エンピツ」を使っていたら、あなたはどう思うだろう。あるいは妻の化粧台に、北方領土の絵が描かれた口紅が並んでいたら? 夫が「竹島ネクタイ」を締めて出社しようとしたら……?
おそらく大半の日本人は、自分の家族とはいえ「この子(この人)のセンス、少し変だな」と感じるのではなかろうか。でも大丈夫、それは決してあなたに愛国心が足りないからではない。むしろ大人の常識と冷静さが備わっている証拠である。
写真では紹介しきれなかった反日、もとい“愛国”商品はまだまだある。焼酎、ラーメン、Tシャツ、ハンカチ、タンブラー、ステッカー、キーホルダー、ピンバッジ、ブレスレット。モチーフも、竹島(韓国名・独島)に慰安婦、徴用工、そして日本統治時代の独立運動家と、実に豊富である。
二つに分断された半島の、北では計画経済、南では市場経済が選ばれた。半世紀以上も争ってきた南北だが、「愛国=反日」が無条件に正義とされる点は同じ。今や両者の違いは、それを上から押し付けられるか、自ら選び取るかだけに見える。悲願の統一は、案外近いのかもしれない。