「空手バカ一代」大山倍達の孫がクスリで再逮捕、仮想通貨事業にも着手

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『空手バカ一代』のモデルで極真空手の創始者・大山倍達(ますたつ)総裁の孫である大山照羅(あきら)(21)が、先月26日、大麻取締法違反の容疑で逮捕された。1月には覚せい剤取締法違反で有罪判決を受け、3年の執行猶予期間が始まったばかりの身だった。

 伝説的な祖父の名を2度にわたって汚した彼について、知人が明かす。

「倍達氏の三女・喜久子さんの息子です。空手を習っていた小学生の頃は大会で入賞するくらい強かった。でも“大山倍達の孫”であることを理由によく絡まれて、中学に入ってからは悪い連中と付き合うようになってしまったんです」

 トラブルで少年院のお世話になること2回。家出をした15歳の時には、肩に墨を入れてしまった。

 大学に入学し軌道修正を図るが、ここでも“孫”に人が群がり、いつしか祖父の名を冠した仮想通貨「マスコイン」の事業に着手する。

「1年ほど前、彼は年上の男たちに誘われ、香港の投資家に会いに行っていました。そこで、“君は大山総裁の孫なんだから、普通の生活をしちゃダメだ”と言われ、仮想通貨事業を唆されたらしいんです。以来、生活が派手になり、池袋の高級タワマンにも去年引っ越したばかりでした」(同)

 ここでは“最高統括責任者”という新たな肩書を得るが、コインは金融庁の照会を受け、国内での販売は昨年から中止されたまま。

 仕事で国内外を飛び回るという喜久子氏は、息子の愚行をどう思っているか。

「逮捕を知って驚き、『私がちゃんと面倒を見ていなかったから……』と反省していましたよ。まだ彼と直接話せていないようです」(同)

 クスリと看板を手放し、一度“ただの人”となれるか否か。今にも泉下から総裁の怒声が聞こえてきそうだ。

週刊新潮 2019年3月14日号掲載

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