私立女子高「淫行教師」を逮捕 告発の元教え子が語る一部始終

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興味の対象は女子高生

 そのうえ、他のクラスの授業中、図書室で行為に及んだことさえあった。

「望主先生は図書室の鍵を管理していたので、2人でこっそり忍び込んだのです。あとで、別の先生に聞いたら、望主先生は職員室に戻ったときに、“いま、ヤッてきた”と話していたそうです。私が高校を卒業したあとも付き合いは続き、最後に関係を持ったのは昨年の5月。そのときは、目隠しをされ、オモチャまで使われた。でも、先生はだんだんと私に素っ気ない態度を取るようになった。高校生でなくなったから、興味を失ったのかもしれません」

 結局、A子さんは別れを決めたものの、昨秋、母校で望主容疑者とのことが噂になっていると耳にし、訪ねることにしたという。

「そこで、当時の理科の先生から、“望主先生に、君の裸の写真を見せられた先生がいるよ”と言われました。しかも、望主先生には結婚を前提に付き合っている彼女がいて学校に連れてきていたことも聞かされた。ショックでした」(同)

 幼い女心を弄(もてあそ)ばれたと気づいたA子さんは警視庁少年センターに相談。その結果、昨年の12月初め、望主容疑者は事情聴取のために警察署に任意同行を求められた。それ以降、自宅謹慎処分に。

 押収された望主容疑者のスマホからは、20人前後の女性の猥褻画像が見つかったという。実は、そのうちの2人はA子さんの一つ下の後輩だった。今回の逮捕容疑は、その後輩への「淫行」で、今後、A子さんの件などで再逮捕されると見られている。

 だが、問題はそれだけで済まなかった。この女子高で教え子に手を出していたのは、望主容疑者だけではなかったのだ。望主容疑者と仲が良く、年齢も近いTという英語教師も同じ過ちを犯していた。

「一昨年の秋、T先生からインスタのメッセージで“2人で会おうよ”と送られてきたのです。私もT先生のことが気になっていたし、ドライブに一緒に出掛けました」

 と、A子さんと同級生のB子さんが明かす。

「そのとき、車の中で性行為を求められたけど、生理中だったからT先生の自慰行為を手伝うだけで。でも、1週間後に先生の家で、初めてそういう関係になって、それ以降は何度も。動画を撮られることはなかったけど、ラブホテルでわざわざ学校の制服に着替えさせられたりもした。私が高校を卒業した後も呼び出されたりしたから、この関係をどうしたらいいかわからず、A子と同じ理科の先生に相談したのです」

 Tはまだ逮捕されていないものの、望主容疑者とともに2月いっぱいで女子高は解雇された。何とも乱れきった女子高だったのだ。

 校長に聞くと、

「生徒を守れなかった最低の学校です。ゼロから立て直していくほかありません」

 子どもを預ける親の身になれば堪ったものではない。

週刊新潮 2019年3月14日号掲載

ワイド特集「人生は三寒四温」より

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