「高橋由伸」出ずっぱりなのに春季キャンプ「金本知憲」不在の怪

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 高橋由伸氏(43)と金本知憲氏(50)は、2016年シーズンにそれぞれ巨人と阪神の監督に就任したことから何かと比較された。

 采配を振ったのは3シーズンで、18年シーズン終了時に監督を退いたのも一緒だった。そして、どちらも退任は表向き“本人の申し出”だったが、

「実態は対照的でした」

 と大手紙デスクが明かす。

「高橋監督は任期満了。半ば強制的に現役引退させ、監督をやらせた手前、球団も最大限に配慮して、円満退任を演出しました。将来的には、監督再登板もありうるでしょう」

 一方、金本氏の場合は、

「契約が残っていて19年も指揮を執る予定だったのに、高橋退任により“3位の巨人が監督退任なのに、6位の阪神が留任はおかしい”という流れができ、急転直下でクビになった。結果、阪神と金本氏の間には遺恨が残りました」

 春季キャンプ中の露出も対照的だった。

 スポーツ報知や日本テレビなど読売グループの解説者に転身した高橋氏は、巨人等のキャンプ地を訪問した他、渡米してイチローに会うなど、精力的に活動した。しかし、金本氏はキャンプ地に姿を現さなかった。

「自分が阪神のキャンプを訪問してマスコミを騒がせては矢野新監督に迷惑が掛かる、と自重したようです。そもそも、金本さんのように契約途中でクビになった場合は、球団が残りの期間の年俸を払うのが慣習。何もしなくても1億円近くの実入りがあるのですから、解説稼業で糊口を凌がなくてもいいんです」

 もっとも、正式な退任会見を開かなかった金本氏。さぞ恨みつらみが溜まっていることだろう。いつかその口からぶっちゃけトークを聞いてみたいものである。

週刊新潮 2019年3月14日号掲載

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