間違いだらけの「がん検診」 子宮頸がんと乳がん、本当に受けるべきなのはこんな検査

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年齢・部位別に検証! 間違いだらけの「がん検診」(3/3)

 がん検診では、受診年齢によってはメリットよりもデメリットの方が大きい場合がある。実際、米国では医療保険を使った大腸がん検診は75歳までと決まっているというが、日本では、こうした“上限”についての国の指針は存在しない。だからこそ正しい検診の受け方を学び、「国民病」に備えたい。

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 子宮がんの場合は、部位によって体部の「体がん」と頸部の「頸がん」とに大別される。厚労省が検診を推奨する後者は若年層の罹患が多く、その対象も20歳以上と若い。...

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