「がん検診」がむしろリスクに? 年齢上限がないのは日本とドイツだけだった
年齢・部位別に検証! 間違いだらけの「がん検診」(1/3)
「備えあれば憂いなし」とは、天変地異のみならず忌まわしい病にも打ち克つ至言である。が、こと「がん検診」においては、しばしば相応しくない“備え”が展開されている。日本人の2人に1人が罹患するという「国民病」を退けるべく、その最新常識をお届けする。
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大病とはとんと縁遠い人でも、地域の自治体から届く「検診のお知らせ」には見覚えがあることだろう。
1981年以降、がんは日本人の死因で不動のトップを占めている。現在でも年間およそ37万人が命を落としているのだから、いわば我々の天敵である。...