福島のご当地ヒーロー「ダルライザー」が映画化 “主演俳優”が語る撮影秘話

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 3月9日より東京・池袋シネマ・ロサにて、ちょっと珍しい映画が公開される。タイトルは「ライズ ダルライザー ―NEW EDITION―」。大手映画会社が関わっているわけでもなく、主役の「ダルライザー」にはこれといった必殺技もなく、俳優が衣装を着込んだだけのヒーロー映画だという。そもそもダルライザーは福島県白河市のご当地ヒーローで、出演者の多くが白河市の一般市民(市長含む)とか。いやいや、これがどうしてなかなかの出来で……。

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 そもそも「ダルライザー」は、主演の和知健明氏(わち・たけあき[38])自らが地域活性のために考案したご当地ヒーロキャラだった。

和知:白河の伝統工芸品「白河だるま」をモチーフに、何度でも起き上がる(RISE)思いを込めた「ダルライザー」を、白河商工会議所青年部で発案したのが08年。あれから10年が経ちます。それまでは、都内の大学を卒業して、東京で俳優を目指しつつコントなどしていました。

――和知氏は映画の原作・プロデューサーも務めているが、映画の主人公アキヒロも東京で俳優を目指していたものの、デキ婚を機に地元・白河に戻るという設定だ。和知氏はデキ婚ではないそうだが、もしやあなた自身の話ですか?

和知:そうなんです。前半は僕自身と言ってもいいですね。実家に戻ったものの、父親と意見が合わずケンカばかりとか……僕そのものです。当初のダルライザーは、ヒーローショーや、警察の出動式などに呼ばれたりしていました。もちろん、ウエディングプランナーという正業をやりつつの活動でしたが。

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