「田畑代議士」議員辞職の全真相 告訴の被害女性が独占激白10時間

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出会いはSNS

 彼女の告白に移る前に田畑代議士について説明しておこう。

 田畑氏は1972年、埼玉県生まれ。早稲田大学法学部を卒業し、日本銀行に入行。2008年に退職し、行政書士として独立した。

 2012年に自民党から出馬し、以来、当選3回。うち2回は比例東京、2年前の選挙では愛知2区に鞍替えして、比例で復活当選した。

 プライベートでは、日銀時代に結婚したものの、程なく離婚。以来、独身を通してきた。

 永田町での評価は、

「マジメで腰が低い。大人しくて仕事熱心」

 そんな男がなぜ、20も年の離れた女性から、刑事告訴までされ、党を離れんとする事態になったのか。

「田畑さんとの出会いは、昨年の夏。SNSがキッカケでした」

 と中村さんが続ける。

 誕生日の直前、突然、彼から〈おめでとうございます〉とメッセージが届いたのだという。

「気付かぬうちにフェイスブック上の『友達』になっていたんです。驚きましたけど、プロフィールには国会議員とあって身元もしっかりしているので、特に警戒せず、〈ありがとうございます〉と返信しました」

 こうして二人のやり取りが始まった。互いの出身地の話や天候の話。たわいもない話が続いた。距離が縮まった秋半ばになって初めて田畑代議士から食事の誘いがあったという。

「誘い文句として、私の仕事上、助けになるような人を紹介してくれると言われました。そこで10月、市内の焼肉屋さんで初めて会いました。第一印象はマジメで誠実。見た目も写真より実物の方がいいな、と思いました。彼は“キヨちゃんとは仕事じゃなくて、個人的にお付き合いしたい”と。とてもマジメそうな感じだったので、お付き合いをすることにしました」

 現職代議士の田畑氏は、国会開会中は東京に出ている。だから、会うのは週末が多かったという。

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