地面師「カミンスカス操」の肉声動画 フィリピンでの逃亡生活“一部始終”
東京都品川区の土地をめぐる“地面師事件”を指揮し、フィリピンへと高飛びしたカミンスカス操こと小山操容疑者。さる2月20日、詐欺と偽造有印公文書行使の疑いで再逮捕された。
小山容疑者が高飛びしたのは、昨年10月、逮捕状の請求直前のタイミングだった。以来、2カ月間にわたり、杳として行方の知れなかった小山容疑者が、突如、フィリピンの日本大使館に出頭したのは昨年12月19日のことであった。
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警視庁担当記者によれば、
「小山は、フィリピンに逃亡した後、同じ事件で逮捕された他の容疑者たちの“その後”を見ていたといわれています。要は、逮捕された容疑者たちの中で、嫌疑不十分や処分保留で不起訴となる者が現れれば、自分も同じように全面否認することで不起訴を狙うことができる、と考えていたのです」
実際、小山容疑者が出頭する2日前には、逮捕された容疑者のうち4人が不起訴となり釈放されている。
しかし、そんな小山容疑者にとって誤算だったのは日本大使館の対応だったといい、
「小山は、日本大使館の職員に対して交渉を行い、2~3日程度で日本に送還してもらえるものだと踏んで出頭したんです。ところが、大使館側が小山のワガママに付き合う訳もなく、小山はそのまま3週間にわたり、フィリピンの入国管理局の外国人収容施設に収容されることになってしまったのです」
週刊新潮は、そんな小山容疑者が怒りを爆発させる様子が収録されている動画を入手。移送されるまでの間に収容されていた施設で、知人に電話をかける小山容疑者の姿が収められている。
そこでは〈どういう報道になってる?〉と日本の状況をうかがう様子や、日本大使館職員と思しき人物を〈クソみたいな奴だよ〉とクサす一幕も……。
地元関係者によれば、
「フィリピンの入管施設は規則も緩く、電話の使用は自由。さらに、外部との接触も容易で、小山は、よく中庭などでフィリピン人女性と会ったりしていましたね。本人は、なかなか日本に移送されないことに業を煮やして“こんなことなら年を越してから出頭すればよかった”と度々愚痴っていましたよ」
司法の裁きを待つ身となった小山容疑者。強気の姿勢をいつまで続けることができるだろうか。
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