厚労省「統計不正」で春闘に影 経団連「中西会長」の勝算

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 今年も春闘のシーズンがやって来た。安倍政権の賃上げ要請により、ここ数年は労働組合の要求額に近い額を回答する企業も多く、“官製春闘”の色合いが濃厚だった。しかし、統計不正問題が春闘にも影を落とし、労組には正念場の年になりそうだ。

 昨年5月に就任した経団連の中西宏明会長(72)=写真=と、連合の神津里季生(りきお)会長(62)の労使トップ会談が2月5日に行われ、春闘の幕が切って落とされた。会談冒頭、中西会長は“賃金上昇の勢いを消さないように議論したい”と語り、労組の主張に一定の理解を示したようにも聞こえたが、
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