すき家、くら寿司、バーミヤン… 中国を笑えない「バカ店員動画」なぜ蔓延?

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4年周期説

 まもなく平成が幕を閉じようとする折も折、なぜか氾濫し続ける「バカ店員動画」。そもそも、ネット上での悪ふざけ投稿が最初に取り沙汰されたのは2013年のことだった。

 ネットニュース編集者の中川淳一郎氏が振り返る。

「この年の夏は記録的な猛暑でした。そのせいで外出を控えていた学生たちが“どうだ、面白いだろ?”とツイッターに悪ノリ写真を載せて楽しむようになった。これが“バカッター”騒動の始まりです。彼らはツイッターを携帯メールと同じコミュニケーションの道具と考えていて、バカなツイートを投稿するのはあくまでも仲間内のウケ狙い。それがネット上に拡散して大炎上するとは思いもしなかったはずです」

 スーパーに置かれたアイスクリーム用の大型冷凍庫に学生が寝そべったり、宅配ピザ店のアルバイトがピザ生地を自分の顔面にベッタリと張りつけたり――。

 と聞けば、当時の騒ぎを思い出されるだろうか。

 巻き添えを喰った企業は謝罪に追い込まれ、当の学生たちには「退学」処分が下されることもあった。

 結果、ひとまず沈静化したバカッター騒動だが、

「17年に入って再びブームに。その時、私は“バカッター4年周期説”を唱えました。身元がバレた学生に厳しい処分が下り、また、学校から厳しく注意されたことで、その世代はひとまずおとなしくなる。しかし、4年が経つと、騒動を知らない世代が入れ替わりにスマホを持つようになって再燃するというわけです。ただ、結果的にこの予想はハズれ、17年から2年後の今年“バカ動画”騒動が巻き起こりました」(同)

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