なぜコメ欄閉鎖? 国民“こくみんトーク!” これではTVと同じ(KAZUYA)
選挙におけるネットの活用は段々と広まっています。
今年行われる参院選の比例区は全国どこからでも名前で投票できますから、ある意味ネットを最大限に活用できる選挙なのです。
速報「娘はフェイク情報を信じて拒食症で死んだ」「同級生が違法薬物にハマり行方不明に」 豪「SNS禁止法」の深刻過ぎる背景
速報「ウンチでも食ってろ!と写真を添付し…」 兵庫県知事選、斎藤元彦氏の対抗馬らが受けた暴言、いやがらせの数々
YouTubeが一般的になり、動画の活用も本当に増えたと思います。ただ政治家の発信が中々、一般国民に伝わらない現実は受け止めるべきでしょう。
昨年「永田町のYouTuberになる」と意気込んで「たまきチャンネル」を開設したのは、国民民主党代表の玉木雄一郎氏です。現在チャンネル登録者は約5千人(これはただの自慢ですが、僕のチャンネル登録者は60万人です)。
最近は国民民主党本部に「こくみんスタジオ」なる、動画撮影用のおしゃれなセットを組んで、党の公式番組として展開していくようです。現代において重要な、動画というツールを使う心意気は称賛します。しかし、視聴者が置き去りになっている感があります。
国民民主党は「こくみんトーク!」と題して議員とゲストがトークする番組をはじめました。この中で伊藤孝恵参院議員が「アジャイル立法」「ブラッシュアップ」など無駄に横文字を使い、それでは伝わらないとゲストの堀潤氏に注意されていましたが、まさにその通り(しかし堀氏もインタラクティブなど微妙に伝わりにくい言葉を使う)。
言葉は意識高いのに、視聴者の方に意識が向いていないのではと思います。世間一般的には「あ……あじゃいるりっぽー?」と疑問符が付く人が圧倒的に多いでしょう。
伝わらなければ意味がありません。政治家が発信するのは、政治意識が高い人だけではなく、様々な人に向けて、なのです。もちろん、政治意識が元々高い人にだけ伝わればいいとの思いで動画をやっているのであれば問題ありません。しかし支持率ほぼ0%なのですから、広げていかないと。
米国のトランプ大統領を見習えと言いたい。小学生レベルの英語とも揶揄されますが、逆に言えば小学生にもわかりやすい言葉で端的に述べるからこそ人々を惹きつけるのです。
そして言いたいのがインタラクティブな……失礼、双方向の繋がりがネット動画の魅力なのに、何故コメント欄と評価を閉鎖するのかという点です。たまきチャンネルでは両方開放しているのに、党の公式だと都合が悪いのでしょうか。せっかくの動画なのに一方的ならテレビと変わらないじゃんという感じです。
最初は厳しいコメントもあるでしょう。低評価も沢山つくでしょう。
しかし! そんなものすら覆せないで支持率0%から脱却できるのでしょうか? ネットは意外と公平なところがあって、批判にしっかり向き合うと、ちゃんと評価されます。
「動画政党」を名乗るなら視聴者との繋がりを大切にしてほしい。
ということで、こくみんトークへの出演依頼をお待ちしています。
出演料は100億万円、ローンも可。