「大沢樹生」「喜多嶋舞」DNA鑑定騒動の息子が逮捕 関係者語る“重ねた不義理”

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腕に刺青

「私は樹生と十数年の付き合いがあって、零次を小さいころから知っていました。でも、樹生が舞さんと別れ、零次が舞さんの父母を頼って渡米してからは会っていなかった。DNA鑑定騒動のときも強い子に育ってほしいと願いながら報道を見ていたんです。それがいまから2年ほど前、六本木でばったり会いまして」

 アメリカ生活が馴染まずに帰ってきたと告げる零次。

「飲食店で働いていたと言うけど、所持金はほぼゼロ。仕事も寝るところもない、困窮した状況でした。どこで入れたか知りませんが、鱗のような刺青が、左肘から手首にかけて、そして指にも入っている。父からも母からも見捨てられて不憫でね。そのまま別れることもできず、しばらく面倒をみることにしたんです。家庭がある樹生からは、“どうか、よろしくお願いします”と懇願されましたよ」

 会社経営者は、自身の管理するマンションの空き部屋を一時的にあてがい、

「毎日メシも食わせて、芸能事務所の社長さんに頭を下げて使ってもらうことにしました。でも、小遣いをせびるばかりで、何一つ約束も守らない。それで、マンションを出て、社長さんが経営にたずさわるバーで働くことになったんです」

 六本木にあるバーの経営には、実業家でタレントのTOMOROもたずさわっていた。TOMORO曰く、

「飲めるし面白いから店長をやらせてみたものの、酔って倒れてばかりでダメでしたね。刺青も消すと言いながら消さないし、家がなく店に泊まっていたのもバレた。彼の体臭で、店が臭くなっちゃったんです」

 在籍は3カ月ほどで、

「最後は、店の金を6万円ぐらい持って逃げ、“行方不明”でした。無免許運転の罰金25万円を、“払えなければ労役場行きなんです”と泣きつかれて用立てたこともあったし、なにかと言えば1万、2万とカネを無心する。25万円出してやったときは“ご恩は忘れません。一生ついていきます”なんて言ってたのにね」

 よるべない身の上で不義理を重ねた挙げ句、逮捕とあいなったのである。

週刊新潮 2019年2月14日号掲載

ワイド特集「地獄に墜ちた勇者ども」より

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