流行りの「おじさんたちのシェアハウス」ドラマに安心する理由

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「面白」と銘打っていても本当に面白いモノは少ない。原作は面白いのに、金かけて映画やドラマにすると、面白がすっぽり抜け落ち、家族回帰や感動話に収めて面白くなくなっちゃうことも多い。が、これは面白い。しかも超低予算の清貧ぶり。「面白南極料理人」である。

 舞台は平均気温マイナス54℃、標高3800メートルの南極。7人の観測隊員たちが精神的に追い込まれつつも、1年間の共同生活を営む。雪原風景でロケをする気などさらさらない。むしろなくていい。面白に焦点を絞り、振り切っているから。...

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