「東京五輪」チケットはどれが買い? 2500円から13万円、タダ観戦も…
2020年東京五輪のチケット価格が発表された。
売出しは3回ある。まずインターネットによる「抽選」があり、4月から申し込みを受け付け、6月中旬以降に当選が決まる。その後、秋に「先着順」の販売が行われ、来年春には「窓口販売」が予定されている。
当然ながら、現段階でどの選手が出場するかは全く決まっていない。団体競技で日本の出場が決まっている場合も、日本戦がいつ行われるかは未定。したがって、特定の選手や国を応援するなら窓口販売で買うのが確実である。
逆に、「選手や国にこだわりはない。雰囲気を楽しみたい」「一生に一度の機会だから、何か観ておきたい」というのなら、抽選から参加してもよさそうだ。
そんな中でも、「できれば日本人がメダルを獲る瞬間を観たい」という方は少なくないだろう。そういう方のために、コストパフォーマンスを考慮しつつ、どの競技のどの席が“買い”か、伝授しよう。
「もちろん“絶対”はありません。多少は博打的な要素はありますが……」
と断りながら解説するのは、五輪を長年取材している大手紙ベテラン記者だ。
「やはり柔道はメダル量産が期待できます。1日に日本人が男女各1人出場するので、チャンスも多い。なかでもオススメは男子66キロ級と女子52キロ級がある2日目。うまくいけば、阿部一二三(ひふみ)(21)、詩(うた)(18)兄妹の“アベック金”に立ち会えるかもしれません」
柔道は大会早々に行われるため、先取り感も味わえる。ただし、決勝の料金は5万4千円~1万円と他競技に比べて高額だ。
実は、柔道以上に君が代が聴ける可能性が高い競技がある。東京大会から採用される空手である。
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