「松岡茉優」運転の車が追突… “新CM女王”が加害者で蒼ざめた人々

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 ここ最近では、ボールペン字講座に挑戦したり、東北を旅して回ったり、着物姿でうどん屋の女将に扮している、アノ子である。人気女優へとスピード出世を果たし、いまやCM業界でひっぱりダコの松岡茉優(まゆ)(23)。だが、そんな彼女、勢い余って追突事故まで起こしていたのだった。

 昨年出演したCMはJR東日本にユーキャン、アフラックなど実に9社を数える。これは石原さとみや北川景子に並ぶ数字で、「次世代のCM女王」との呼び声が高いのも頷けるハナシである。芸能デスクの評価も上々のようだ。

「8歳で芸能界入りした松岡は、子供向け人気番組『おはスタ』のおはガールで人気を集めました。NHKの朝ドラ『あまちゃん』では、主人公の能年玲奈と共にアイドルを演じて紅白にも出場。バラエティ番組でトークもこなす一方、同世代の土屋太鳳や広瀬アリス、二階堂ふみと比べても演技力は抜きん出ている」

 なかでも、カンヌ映画祭でパルムドールを受賞した是枝裕和監督の「万引き家族」では、安藤サクラや故・樹木希林という実力派女優と並び称された。

 松岡の役どころは風俗店でアルバイトする少女。役作りのため、ロケ現場となった錦糸町の風俗店を取材で訪れるほどの熱の入れようだったという。その風俗店の店長によれば、

「うちは男性客がマジックミラー越しに女の子の姿を“見学”するシステムになっています。松岡さんは営業時間中にいらしたんですが、とにかく腰が低くて勉強熱心でした。店の女の子に有料オプションのことまで詳しく尋ねて“なるほど~”と真剣に聞き入っていましたよ」

 そんな努力の甲斐もあり、数々の映画賞で女優賞を獲得して、まさに順風満帆だった松岡。だが、好事魔多し。昨年11月12日に「事故」は起きる。

 広告業界関係者が声を潜めて明かすには、

「その日の夕方、松岡はプライベートで車を運転していた。そして、虎ノ門の交差点に差し掛かった際、ブレーキを踏む足が緩んで信号待ちをしていた前の車両に突っ込んでしまった」

 いかに体当たりの演技がウリでも、車を当ててはシャレになるまい。

 無論、事故で彼女が大ケガを負えば女優生命が危ぶまれる。人身事故を起こしたら今後の仕事への影響は避けられない。また、もし飲酒運転だったとすれば、元モーニング娘。の吉澤ひとみのように刑事事件にまで発展する危険性もある。

 事故の一報を受けて所属事務所が蒼ざめたのは間違いない。だが、数多のCMに出演する彼女ゆえ、他にも蒼ざめた方々がおられたようだ。

「事故が起きたことは、事務所から広告代理店を通じてクライアントに報告がありました。ただ、今回の事故は完全に彼女の過失。被害者もいるので、代理店やキャスティング会社の面々は固唾を呑んで成り行きを見守っていた。住友生命やアフラックのCMに出演していた彼女が事故で揉めればイメージダウンは必至ですからね。しかし、事務所から追加の連絡はなく、事故も公表されなかった。そのため、“相当な額の示談金を積んで口止めしたのでは?”という噂が飛び交ったのです」(同)

 この点について事務所は、

「松岡がブレーキ不適による物損事故を起こしたのは事実です。事故によるケガ人はおらず、松岡が飲酒していたという事実もありません。事故の後、すぐに警察が入って保険会社に引き継がれ、示談ではなく通常の保険処理で済んだため発表は控えていた。関係者の方々には真摯にお詫びさせて頂いております」

 芸能界で足を掬われないためにも、まずは運転席の足元に注意すべし。

週刊新潮 2019年2月14日号掲載

ワイド特集「地獄に堕ちた勇者ども」より

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