フジが密かに狙うキムタクと唐沢寿明のドラマ共演 95年の映画「君を忘れない」以来
実現性は高まってきたとの声も
木村、唐沢、そして山口の3人は、プライベートでも交友があるという。例えば、17年4月、「おしゃれイズム 4月の1時間SP」(日本テレビ系)に唐沢寿明が出演し、ゲーム機を妻に捨てられた事件には木村も絡んでいたという“因縁”を振り返った。
それを報じた夕刊フジ(電子版)の「唐沢寿明の自宅を木村拓哉が訪問?そういえば…2人の共演話はどうなった!?」の一部を引用させていただこう。
《ゲーム一式を捨てられた事情について唐沢は「昔、彼女(山口)が『ロンバケ』をやっていた時、彼(木村)がウチに遊びに来て一緒にご飯を食べる約束をしていたのに、食べ始めてからもゲームをやり続けていたら…多分キレたんだと思う。ゲームのセットを全部入れていた木の箱が翌朝なくなっていた」》
ただ、本人同士の仲がよかったとしても、ビジネスとなると話は別のようだ。
「当時、SMAPのマネージャーは飯島三智さんでした。そして唐沢さんは研音の所属。特にテレビドラマ界で、ジャニーズと研音は強烈なライバル関係にあります。木村さんと唐沢さん、どちらを主演にするか決めるだけでも大変だったはずで、あっという間に話は流れてしまったと聞いています」(同・制作スタッフ)
だが、それから10年が経過した。飯島氏も独立を果たしたことから、状況は変わりつつあるという。
「映画やドラマでは、キャスティングの業界用語で『トメ』というものがあります。格付けは主演の次を意味し、配役のクレジットで名前が最後に登場するわけです。そして、木村さん主演にこだわる飯島さんが、ジャニーズを去られました。唐沢さんが主演で、木村さんがトメ、という可能性もゼロではなくなりました」(同・制作スタッフ)
ちなみに唐沢の“トメ”は実現している。現在、TBS系列で放送中のドラマ『グッドワイフ』は、常盤貴子(46)が主演で唐沢のクレジットは最後に表示されている。
「フジテレビも、いまだに不振にあえいでいます。木村さんと唐沢さんの共演が実現すれば、大きな話題になるのは間違いありません。何より木村さんと唐沢さんが年齢を重ねられたことで、どちらが主演で、どちらがトメか、様々な柔軟性が出てきたと思います。つまり、以前と比べると、ジャニーズと研音の話し合いが成立する可能性があるわけです。私は共演が実現すると見ているのですが――」
ネット上で「木村拓哉 唐沢寿明 共演」と検索すると、いまだに「共演権」の行使を心待ちにしている声も散見される。フジテレビが冗談で済ませるには、あまりに惜しい企画かもしれない。
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