社長交代でも「オリンパス」を揺るがす“巨額賠償”“ファンドの意向”の重大事案

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 今年、光学機器メーカー「オリンパス」は創業100周年を迎える。2011年の巨額損失隠蔽事件で、一時は経営危機が囁かれたものの、主力だったカメラ事業を縮小して、医療機器事業に注力したことで業績を回復している。だが、これで明るい未来が待っているとは言い難い。なぜなら、経営基盤を揺るがしかねない二つの重大事案に直面しているからだ。

 1月11日の記者会見で、オリンパスの笹宏行社長(63)は4月1日付で退任し、竹内康雄副社長(61)を昇格させると発表した。...

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