安倍政権の「働き方改革」を叩くリベラルの本音 次なる課題は“金銭解雇”導入だ
『もっと言ってはいけない』著者が予見する「働き方改革」の残酷な未来――橘玲(2/2)
国際的にはリベラルな労働政策である同一労働同一賃金を主導したのは「立憲主義を踏みにじる」安倍政権で、「リベラル」なはずの労働組合はその後追いをしているだけ――。作家の橘玲氏は、日本社会に存在する正規/非正規、親会社/子会社などの間の“格差”は、国際社会で受け入れられない「差別」であると喝破する。
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社会的な男女格差を示すジェンダーギャップ指数で日本は世界最底辺の110位だが、その原因は女性政治家がきわめて少ないことと、管理職以上の経営幹部の女性比率が低いことだ。...