炎上に巻き込まれるのも仕方ない “どう生きるか”僕の指針(古市憲寿)
『君たちはどう生きるか』。吉野源三郎のベストセラーだが、この問いかけは誰にとっても、そして人生のいつの段階においても意味があるものだと思う。
なぜなら胸を張って「どう生きるか」を決められる人など決して多くないだろうから。そしてその決定によって、人生の姿はまるで変わってくるだろうから。
僕自身、「どう生きるか」を考えたことはあまりない。しかし事後的に振り返ってみると、いくつか指針のようなものはあったと思う。
たとえば「できるだけ努力をしないようにする」。...