茨城女子大生殺人事件 新聞テレビが報じない廣瀬容疑者と被害者の間の“30万円トラブル”

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 昨年から音信不通になっていた菊池捺未さんの遺体が、茨城県神栖市の空き地から見つかったのは1月31日のことだった。警視庁は死体遺棄容疑で廣瀬晃一容疑者を逮捕。マスコミ各社はこぞって事件を報じている。が、そこには新聞もテレビも報じない“闇”があった。

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 音信が途絶えた昨年11月20日、菊池さんは東京・足立区の綾瀬駅から電車を乗り継ぎ、JR鹿島線の鹿島神宮駅を訪れている。そこからタクシーに乗り、午後6時ごろ、コンビニで降車。別のコンビニに移動し廣瀬容疑者と落ち合うと、目隠しをつけて400メートルほど離れた容疑者のアパートへ乗用車で向かっている。

「7時ごろ、菊池さんはまた廣瀬のクルマに乗せられて、今度は目隠しなしに数キロ離れた畑まで連れていかれ、そこで置き去りにされてしまいます。ところが彼女は、そこから廣瀬のアパートまで歩いて戻ってきているんです」(捜査関係者)

 その際、近所の住民に“記憶を頼りにここまで戻ってきたけど、アパートの場所がわかりません”と相談してもいた。こうして廣瀬容疑者宅に戻った菊池さんだったが、再びクルマに乗り込んだ後の位置情報は、遺体発見現場で途切れたままになっていた。

 菊池さんと廣瀬容疑者は、海外の通信アプリを通じて知り合ったという。

「菊池さんは廣瀬から事前に、会うことの対価として一定金額の提示を受けていたようです。彼女はお金を受けとれると見込んで、片道の交通費しか持たずに神栖まできた」(同)

 ところが“約束”通り部屋で2人きりですごしたにもかかわらず、お金は受けとれなかったうえ、体よく畑でクルマから降ろされてしまった。アパートへ戻ったのは、その“抗議”のためだったとされる。

「結局、お金を払わなかったのか、金額が少なかったかでもめた。怒った菊池さんが、(廣瀬の)写真を撮って“SNSで拡散してやる”と言って騒ぎはじめ……」(同)

 そして悲劇は起こった。廣瀬容疑者が菊池さんに提示していた金額は、十数万円だったとも、あるいは30万円だったともいわれる。

 2月6日発売の週刊新潮で、事件について詳しく報じる。

週刊新潮 2019年2月14日号掲載

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