「前川清」が今春バラエティで再ブレイクの兆し 106キロ“巨漢の愛娘”とも共演……

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 4人となった「純烈」の再出発には座長として肩を貸し、娘のデビュー間近となれば2人揃ってテレビに顔を出演する前川清(70)。

 恩着せがましいわけでなく、子煩悩でもない。時に毒舌を繰り出しつつも笑いに変える技術は、萩本欽一(77)、ザ・ドリフターズによって培われた。デビュー50周年を迎えた前川に、バラエティで再ブレイクの兆しも――。

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「欽ドンこと『欽ちゃんのドンとやってみよう!』(フジテレビ系)で、萩本さんと“コント54号”というコンビを組んだことでも知られる前川さんは、“ボケ役をやらせたら日本一”との声もあったほどですからね。当時を知る人の中には、もう一度、バラエティの前川さんを見たいという方も多いのではないでしょうか。いま、その機運が高まっていますよ」(民放プロデューサー)

 今年に入ってから前川のテレビ出演が目立ってきている。

 1月24日に初日を迎えた「50周年記念 前川清特別公演」(東京・明治座)には、多くのマスコミが駆けつけた。もちろん前川のデビュー50周年を祝うためではなく、この舞台が再出発となった「純烈」が目当てだ。公演後の囲み取材で口火を切ったのは前川だ。

「純烈のおかげでたくさんに方に来ていただいて、まあ私としては嬉しいような、純烈としては悲しいような……でもまた、新しいスタートのような。ひとつのケジメというか、私は50周年で、純烈も4人で新たなるスタートができたのかなと思っております」

 他の人が口にしたら結構キツい言葉のハズなのだが、前川だと印象が変わるのだ。

「まず、最初に感じたのは、僕たちの緊張よりもお客様が緊張していました。(純烈は)どうしても1人少のうございますから……。『えっ?』とちょっと探すお芝居をしたら、もう食い付きはOKですよ」

 まさに芸人の言葉に取材陣も爆笑……見事なものである。

 この翌日には、娘の前川侑那(27)がボーカルを務める2人組ロックユニット「Dire Wolf」がメジャーデビューを祝したライブを開催。話題の中心ではないのだが、前川清が絡んでくるのだ。

「娘のメジャーデビューは1月16日でしたが、その前日には親子で『徹子の部屋』(テレビ朝日系)に出演、17日には『ノンストップ!』(日本テレビ系)、21日には『ミヤネ屋』(日本テレビ系)にも出演していました。体重106キロという娘のキャラも話題となり、ロックユニットの相方も160キロを誇る、総重量266キロという“大型”ユニットの宣伝はバッチリでしたね。ただ、そこでも前川さんは、単なる親バカぶりを見せないところがいいんです。彼の息子の紘毅(33)もミュージシャンとしてデビューしているんですが、息子がデビューする時にも、『潰れたらいい』と言い放ったことがありましたからね」(民放プロデューサー)

 それは娘と共に出演した「徹子の部屋」でも同様だった。黒柳と娘を前にこう言い放つのだ。

「彼女(娘)、それから息子なんかにしても、スタートからなんか適当なんだろうな。スタートがもう、全然僕と違うから。話にならないから、苦労という話をしても……。まず、やらせて、潰れたらいいかな、とは思ってます」

 恵まれて育った子供たちに、厳しい芸能界は無理だというわけである。我が子を千尋の谷に落とす獅子のようであるが、どういうわけか、この人がいくら厳しく言い放っても、なんとなく優しさを感じてしまうのは、かつてのバラエティでの活躍ぶりを知っている世代だろう。

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