不倫がばれた福男、なぜ神事に参加? 盗難被害に受験失敗…実は災難続きの歴代認定者
大難と小難
この点、西宮神社の千鳥祐兼(ちどりすけかね)禰宜に聞いてみると、
「不倫騒動のことは知ってますよ」
と不機嫌ながらも、こう答えてくれた。
「確かに福男になった年に不幸が降りかかることもある。ただ、よく申し上げるのは、“大難”“小難”というものの考え方。例えば指を詰めた時に、“大変やったね。指を怪我して”と言いますよね。それは確かにそうなんですけど、捉え方としては、ほんまやったら手を全部詰めていたかもしれないところを、指だけで済んだと考えるんですね。小難は起ったが、大難を避けられたと……」
彼がそれで納得できるかどうかはともかくとして、まさに禍福は糾(あざな)える縄の如し。
福と禍、吉と凶、そして男と女も表裏一体……というのが、平成最後の年に「えべっさん」からいただいた教訓ということだろうか。
来年の福男に幸あれ!
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