不倫がばれた福男、なぜ神事に参加? 盗難被害に受験失敗…実は災難続きの歴代認定者

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大難と小難

 この点、西宮神社の千鳥祐兼(ちどりすけかね)禰宜に聞いてみると、

「不倫騒動のことは知ってますよ」

 と不機嫌ながらも、こう答えてくれた。

「確かに福男になった年に不幸が降りかかることもある。ただ、よく申し上げるのは、“大難”“小難”というものの考え方。例えば指を詰めた時に、“大変やったね。指を怪我して”と言いますよね。それは確かにそうなんですけど、捉え方としては、ほんまやったら手を全部詰めていたかもしれないところを、指だけで済んだと考えるんですね。小難は起ったが、大難を避けられたと……」

 彼がそれで納得できるかどうかはともかくとして、まさに禍福は糾(あざな)える縄の如し。

 福と禍、吉と凶、そして男と女も表裏一体……というのが、平成最後の年に「えべっさん」からいただいた教訓ということだろうか。

 来年の福男に幸あれ!

週刊新潮 2019年1月31日号掲載

特集「ニュースに映って不倫がばれた『平成最後の福男』」

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