田中みな実が連ドラ「絶対正義」に出演、女優進出で最も成功した女子アナとは……

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アナ出身の大河女優

 TBS日曜劇場には、ポスター写真だけのチョイ役ではあったが、「半沢直樹」(13年7月~)で夏目三久(34:元日本テレビ)も出演していた。彼女の女優転身については、NHK大河「真田丸」(16年)への出演に、所属事務所が動いていると報じられたこともあった。「半沢直樹」同様同様、「真田丸」の主演も、彼女と同じ事務所の俳優・堺雅人だったからだ。

「しかし、結局『真田丸』に出演したアナウンサーは、八木亜希子さん(53:元フジテレビ)でした。大河に出演したフリーアナは彼女が初めてというわけではありません。古くは頼近美津子さん(元NHK→元フジテレビ)が『秀吉』(96年)で戦国一の美貌と謳われたお市の方を、同様に『軍師官兵衛』(14年)でも内田恭子さん(42:元フジテレビ)が同じ役を演じています。この役は、美しくなくてはできませんからね」(テレビ関係者)

 それにしても、フジテレビ出身のアナウンサーばかりである。

「そうですね、『重版出来!』(TBS系)に出演した赤江珠緒(43:元朝日放送)もいますが、在京キー局出身では、やはりフジが多いようです。女子アナブームを作った局だけに人気者が多いため、テレビ局も話題作りになるので声をかけたがるということもあります。また、アナウンサーは滑舌もいいですからね。一方でフリーアナの立場としては、今や各局とも経費削減で、仕事が減りつつあるんです。番組の進行ならギャラの高いフリーアナを使うよりも、自局アナで済ませたほうが安上がりですからね。となれば、女優でも何でも、仕事があればやりたい、というのがフリーアナです」(同)

 だからといって、話題作りだけで終わらない女優アナもいる。

「先ほどの八木アナですね。彼女はNHKの朝ドラ『あまちゃん』(13年4月~)では橋本愛と小池徹平の母で元アナウンサーという役柄でした。朝ドラ女優、大河女優であり、映画にも多く出演し、2001年には『みんなのいえ』で準主役と言っていいほどの役で日本アカデミー賞新人俳優勝も受賞しています。立派に女優と名乗ってよい活躍ぶりです。近頃のフリーアナで、ここまで女優として成功している人は見当たりません。『昼のセント酒』(テレビ東京)では頑固な上司役も演じましたし、演技力はもちろんですが、ほどほどに綺麗で、誰からも好かれるキャラであることは重要でしょうね」(同)

 なかなか厳しい世界に、田中みな実アナは踏み込もうとしているようだ。

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