「武井壮」が町田の暴行教師問題で珍しく炎上 ネット世論に挑発されて陥った悪循環
止まらないツイートと反論
1月24日、武井は第2弾のツイートを行う。これがツイッター上で論争状態になっていく。
《生徒が悪かろうが、愚弄されようが、狡猾なやり方で追い込まれようが、どんな良い先生だろうが殴ったら駄目なんだ 生徒を擁護する理由なんか1つもない、先生は悔しかっただろうし怒りもあっただろう、生徒の事を思ってかもしれない、けれど殴ったら駄目だ。それ以外の方法で対応しなきゃ駄目なんだよ》
武井の考えに賛同を示すツイートも決して少なくない。だが、異論が次第に数を増していったのは事実だ。その一部をご紹介しよう。
《全然わかってねーよ。あれのどこが体罰? 教師完全に切れてんじゃん! 喧嘩なんだよ。立場的には生徒の方が上。教師が弱者なのね。あれを体罰と感じる感性がずれてる。暴力はダメ!!という内容を論ずる案件じゃないんだよ。蔑ろにされてる教員の人権とか安全管理だとかに目を向けな》
《熱血指導の言葉で教えても通じない生徒ましてや今回の生徒みたいな連中が増えないよう、法的処置も国は考えて欲しい。武井さん理想論ばかりじゃやってけないよこの世は!》
《海外あるあるだと停学なるよ。授業妨害は他の生徒の迷惑なるし。米国だとスクールポリスが来て逮捕されて罰金刑食らうよ。この当たり屋高校生は炎上商法しようとして逆に顔バレで個人情報さらされて一生ネットに残るというブーメラン黒歴史作って小さな脳味噌で学習なう》
相次ぐ異論を問題視したのか、武井は23日から、この問題に関して50件以上のツイートを行う。サンスポ(電子版)が26日に「武井壮、体罰動画問題に涙の22連投…炎上も『折れません』」と記事にしたほどだ。
武井が24日から掲載したツイートの一部を、時系列に沿ってご紹介しよう。1つを除き、書き出しの引用とした。
《暴力で抑えたって、相手を傷付けて更に自分自身の人生も傷付ける》
《ツイートぐらいで書き切れるものじゃないから、これからスポーツや教育、そして若者達との触れ合いの中で示していきたいし話していきたい》
《会社で言うこと聞かない部下をぶん殴ったらクビだろう》
《『殴っていう事を聞かせる』事の代案、具体案を出せ?そうじゃないと思う》
《『人を殴るな』は綺麗事でもなんでもありません》
《生徒の言葉使いは何ひとつ擁護に値しない。でもさ、もしあと50センチ後ろに倒れて柱の角で頭を打って亡くなったり、障害を負ったらあの先生の人生は一生償いで終わるんだよ》
《これで暴力による指導を容認して全国の5000校近くある高校で毎週1件それがあっただけで250000回近く生徒が殴られる事にはなる》
民放キー局で、番組制作に携わる関係者は「武井さんに批判が集まるという意外な展開には驚いています」と打ち明ける。
「ツイッター上での挑発に乗ってコメントしたという端緒が目を惹きます。武井さんは教師に冷静さを求める主張を展開したわけですが、ご自身が冷静さを欠いているところを揶揄されたりもしました。1度発言するとたがが外れたのか、2度、3度と持論を熱く語りましたが、必ずツイートで反論や批判されました。武井さんの発言は常に賛同者が多いイメージがありましたが、この問題は通常とは違うようです」
武井壮は1月26日の午後8時13分に「すげえな大坂なおみ!! メジャー2勝目おめでとう!!!」とツイート。暴力問題に関する言及は終わったかと思いきや、1月27日午前11時現在、最新のツイートは町田高校に関するものだ。
《その暴力による死亡や後遺症の責任は誰が負い、遺族の心痛、加害者とその家族の生涯における責任を考えると僕はとても暴力を容認する事はできません。実際に体罰による死亡や自殺の事故も存在しています。解決すること、無事であること、死亡すること、その全てが偶然の結果であるからです》
これに寄せられた反論の一部をご紹介しよう。
《武井さんの考えがそれならそれで良いと思います。けど殴る殴らないの前に生徒が先生に対して言葉の暴力してません?殴るのがダメなら言葉の暴力は許されるのかな?言葉の暴力でこそ人を自殺に追い込んだりする事だって出来るのに》
《暴力を否定するのは当然だが、教師、やらかした生徒の心情を考えると、教師の行動は非難すべきではない! あのシーンに至る生徒の日々の行動を私を含め貴方は知っているのですか? 教師として何十年を経験し、生活指導をやっていた先生です。答えを出さない不毛な意見は辞めよう!》
最後に、武井への賛成意見も紹介しておこう。
《武井さんのおっしゃりたいこと、分かります。生徒が教師に不当な事をした、ということと、教師が生徒に暴力を振るって良い、ということは別問題なのに無批判につなげて容認する意見がとても多いことに不安を感じています。暴力はインスタントな手段で容易にコントロールを失うからこそ歯止めが必要です》
冒頭から見ていただいた通り、芸能界でも教師を擁護する意見は少なくない。前出の関係者は「フジテレビの『バイキング』などで、擁護派と武井さんで論争を戦わせてほしいです」と提案する。確かに多くの視聴者が注目するだろうし、社会的意義もあるのではないだろうか。
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