「牧瀬里穂」の朝ドラ起用 NHKが狙う“シンデレラ・エクスプレス”効果
コテコテの関西弁で捲(まく)し立てるコミカルな演技。とてもアラフィフとは思えない姿にホッと胸を撫で下ろした向きも少なくないのでは。9年ぶりに連ドラ復帰を果たした牧瀬里穂(47)。とはいえ、なぜ視聴率の好調ぶりが伝えられる朝ドラに彼女が起用されたのか。実はNHKは、ある「効果」を狙っていたのだ。
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このところ、平成の名作CMとして取り上げられる機会も多いJR東海の「シンデレラ・エクスプレス」シリーズ。なかでも別格なのは、プレゼントを抱えた当時17歳の牧瀬が、恋人を迎えに駅を走るバージョンだろう。そう、山下達郎の「クリスマス・イブ」をバックに、〈ジングルベルを鳴らすのは、帰ってくるあなたです〉というナレーションが流れる、あのCMだ。
その後、人気女優となった彼女は、「裏原系のカリスマ」と呼ばれたデザイナー・NIGO(48)と2008年に結婚。女優業から離れつつあったのだが、
「まもなく“裏原バブル”が弾け、NIGOの会社の経営状態が悪化します。結局、約43億円に膨れ上がった負債を担保する形で香港のアパレル企業に売却されたのです」(芸能記者)
そのため、今回の女優復帰は「家計を支えるためでは」と囁かれた。しかし、彼女の所属事務所はこれを言下に否定する。
「NIGOさんは新たなブランドを立ち上げ、ユニクロやアディダスともデザイナー契約を結んでいる。カフェのプロデュースも手掛け、会社を手放す前よりも収入は増えてますよ。正直、牧瀬がお金のために働く必要はありません」
つまり、「復帰」は牧瀬自身が望んだということ。
それは同時に、
「NHKにとっても願ったり叶ったりだった」
そう語るのは民放の制作スタッフである。
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